Suo Blog

日々の気づきとフィンランド

電子書籍の出版に挑戦


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こんにちは。Suoです。

Kindle電子書籍を読むようになってから、自分でも電子書籍を出版してみたいと思い、数か月前からエッセイを執筆しています。

 

内容は、2年前まで住んでいたフィンランドの暮らしや文化について。

私が住んでいた街は、フィンランド語とスウェーデン語が半々に話されている、いわゆる二重言語都市でした。

フィンランド語とスウェーデン語は、それぞれ全く異なるルーツを持つ言語なので、

お互いがお互いの言語を話しても会話は成立しません。

移住前、私は現地の人々がどのようにお互いコミュニケーションを取っているのかとても疑問に思っていました。

 

移住して分かったことを一部紹介すると、まず、街で接客業に携わる人は全員、フィンランド語とスウェーデン語を話すバイリンガルだということ。

店員さんは、お客さんに最初に話しかける時にフィンランド語とスウェーデン語の両方で話しかけ、お客さんが発した言語で接客を続けます。

 

また、挨拶の言葉やよく使われる単語は、フィンランドスウェーデン語関係なく、共通語のように使われていたりもします。

なので、近所に自分の母国語とは違う人が住んでいたとしても、挨拶をする時は自分の言語で普通に挨拶し、相手も自分の言語で返事をしたりします。

 

私は今まで、例え自分がスウェーデン語が話せなくても、スウェーデン語で話しかけられたらスウェーデン語で返事をしなくちゃ、と考える方だったのですが、ここの人達はもっと自由で言葉に寛容的でした。

自分の母国語を大事にすると同時に相手の言語も尊重しているため、自分が話せない言葉は無理に相手に合わせることもしないし、相手が自分と同じ言語を話すことも特に期待しません。

お互いに無理をしないことでストレスなく人と接することができる、こういった人との関わり方もあるんだな、と新鮮に感じました。

 

世界にはまだまだ自分の知らない文化や習慣が存在していると考えると、もっとたくさんの国を訪れて新しい考え方を習得したいという欲求にかられます。

早くコロナが収束して、また自由に海外に出られるようになることを願ってやみません。